『MAD JAKE』『SAD JAKE』Jin Dogg

こんばんは、シンです。今日はJin Doggさんの『MAD JAKE』『SAD JAKE』を紹介します。

このアルバムはJin Doggさんの最新の2つのアルバムなのですが、ざっくりシャウト系の楽曲をまとめた、差し込みのきついタイトな楽曲を集めた『MAD JAKE』と、気持ちよくチルするような、ゆったりめの楽曲を集めた『SAD JAKE』で分かれています。

結論から言ってどっちも名盤です。リリースされてからずっと聞いているのですが本当に素晴らしい。

『MAD JAKE』の方は一言でまとめると、こんな感じ。

嫌なことがあった時に聞くと、鬱憤が消えるスカッとシャウト系

特に『DIRTY KANSAI』~『WHAT』~『SHUT UP』~『FUCK YOU』~『KILL YOU』までの流れが最強です。これを大音量で聞くと嫌なことをスカッと忘れることができます。

Jin Doggさんのリリックもシンプルで力強く、本人の率直なメッセージが気持ちいい。

俺らDIRTY KANSAI、よく覚えときな ― DIRTY KANSAI
しこたまチルって、目は真っ赤か ― DIRTY KANSAI
何、何、何、何、何 ― WHAT
俺のクソな体差し上げる ― KILL YOU

本当にパワフル。職場はイヤホンOKなので、ずっと聞いて力溜めてます(笑)。

『SHUT UP』はアルバム屈指のパンチライン『ユニクロ着てる俺がGUCCIのお前よりあふれる色気』が聞けます。


『SAD JAKE』の方は、打って変わって異なる一面を表現しています。

力をうまく抜いたリラックス感あふれたリード曲『小悪魔』は、低温と高音を重ねたボーカルが耳に残り、後ろのエレキギターがふわふわと浮遊感を残しています。


このアルバムをまとめるとこんな感じ。

酒+タバコ+このアルバム=文句なし

酒を飲んで、ゆっくりタバコをふかす時に実にぴったりなラップアルバムです。
Jin Doggさんの心地よいフローが実に気持ち良いです。本当にいろいろな面をもっていて魅力的なラッパーです。

個人的には『LITTLE DEMON』~『STRANGE』~『HONEY』~『USED TO BE』~『LOVE YOU』の流れが好きです。

リリックは男女関係を歌ったものが多く、繰り返し耳に残るフレーズが印象的です。

Would you mean, それどういう意味?― STRANGE
ついて来いとか偉そうで言えない ― LOVE YOU

このアルバムを聞くまでJin Doggさんのこと存じ上げなかったのですが、好きなラッパーが増えてうれしいです。

XXX TENTACIONみたいにハードなビードも、『SAD』みたいにメロデイックなアプローチもできる多面的なラッパーさんです。

ではではー

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