『Flamagra』Flying Lotus

こんにちは、シンです。今日はFlying Lotusの『Flamagra』を紹介します。

こちらのアルバムを一言にまとめると下記といった感じです。

ひとつひとつのトラックが非常に凝っていてジャンルの枠を超えたサウンド

前作の『You’re dead』も良くできたアルバムでしたが、今回はやや幻想的というか、死生感といったテーマがアルバムの底に流れているのかなといった印象です。

一聴して、やはりこの人の音楽的なセンスというか様々なジャンルをまとめて、ひとつに融合する器用さは飛び抜けて素晴らしいなと実感しました。

そして客演が豪華!Anderson .Paakをゲストに迎えた『More』では冒頭にリズムを変化させる工夫があり、後半のラップパートを生かすような楽曲構成で飽きさせない魅力があります。


アルバムを通して、ビートアプローチが多彩で面白いです。個人的にはTierra Whackがゲストの『Yellow Belly』という曲がユーモラスで面白かったです。

前述したように、幻想的な雰囲気があるのは今回はピアノ、コーラス、シンセサイザーと言った音色が楽曲の肝となるアクセントとして多用されているところが大きいと思います。たとえば『Remind U』や『Find Your Own Way Home』といった曲がそんな感じです。両曲とも素晴らしいインスト曲となっています。


また、今作は盟友Mac Millerの死という出来事もこのアルバム制作の背景に大きく影響していることを推察させる『Thank U Malcolm』も収録されています。1分半の短い曲ですが音楽的に感情のうねりが表現されていて感動的です。


アルバムを聞き直す度に発見や好きなポイントが見つかる非常に優れたアルバムですので、音楽好きな方にぜひとも聞いて欲しいアルバムです。

ではではー

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