『ARIZONA BABY』Kevin Abstract

こんにちは、シンです。今日はKevin Abstractさんの『ARIZONA BABY』を紹介します。

このアルバムを一言で表すと

ヒップホップのフォーマットにR&BやインディーロックやPopの要素が散りばめられた良作

といった感じです。まずはこちらをご覧ください。アルバムの中のリードトラックの『Baby Boy』です。


いい意味で力の抜けた楽曲です。後ろでなっているシンセサイザーやエレキギターのバッキングにKevinさんの声が乗って、実にスムーズな聞き心地ですね。高音で歌うサビの『At this point you’re pretty much out of my mind』の部分が病みつきになりそうです。

Kevinさんはアメリカ出身のラッパーであり、シンガーソングライターでもある多彩な方です。Brockhamptonというグループのメンバーでもあり、本作がソロ3作目となります。

アルバムを一聴した感じだと、Frank OceanとかChildish Gambinoとかが好きな人は同じ資質を持ち合わせているので好みが合うと思います。

アルバム1曲目の『Big Wheels』は疾走感あふれるようなラップから2曲めの『Joyride』へとホーンで自然とつながるような流れになっていて、非常におしゃれです。こういった気の利いた感じが彼の音楽IQが高いことを証明しています。

R&B寄りのメロウな作りの 『Georgia』 や、浮遊感とともにゆったりと進む『Peach』、Heavyなベースとともに駆け抜ける『Boyer』などアルバムを通してバラエティ―の富んだ様々な楽曲が楽しめます。


様々な音楽ジャンルを組み合わせていて、そのバランスが程よいので、リラックスして聞けるアルバムです。

ではではー

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