『実験思考』光本勇介

こんにちは、シンです。今日は光本勇介さんの『実験思考』を紹介していきます。この本を要約すると、

『CASH』アプリを作った光本さんのやってきたこと・これからやりたいこと

著者の行動力には驚かされます。冒頭のネット黎明期にTシャツを売っていたことに始まり、翻訳のクラウドソーシング、外資系の広告代理店への入社までの過程を読んでみても、『思いついたらすぐ実行』という信念を貫いており、まずは実際にやってみるというタイトル通りの方だなという印象です。

本書を大きく前半・後半に分けるとすれば、前半部は やってきたこと、後半はこれからやりたいことが述べられています。

本書を読んで、特に前半部で興味深かった点は下記の2点です。

10年前にUberをやっていた

著者は10年前に『ブラケット』という会社を設立し、C to Cのカーシェアリングのビジネスを行っていたが、時代を先取りしすぎて、消費者の支持を得られず失敗したという経験があったそうです。このことから市場選択とタイミングがカギだということを学んだということでした。

『CASH』というアプリはいかにして出来たか

著者はSTORES.jpから離れて、『お金というテーマでビジネス』を考えた際、
STORES.jp の決済サービスの経験とメルカリのブレイクを見て、こう思ったそうです。

STORES.jpでの『スピードキャッシュ』の気づきがあって、メルカリの分析をしたときに『この流れを短縮したらいける』ということが頭の中で論理的に導き出されました。

実に目の付け所がいいのと、ゼロからアイデアを生み出すのではなく、アイデアとは組み合わせなんだぁということに改めて気づかされました。

後半部では、 光本勇介さんの『未来予想』といった趣もあり、非常に面白いです。2、3個まとめてみると

● レントゲン検診 ⇒ 医師がスマホで見てその場で判断
● がん検診 ⇒ スマホでカジュアルに、月一回のペース
● セキュリティ ⇒ セコム・アルソックのサービスを個人へ

このほかにも『衣食住は無料になっていく』や『エンタメは強くなる』など未来の姿を想像する記述は実に示唆に富んでいるなと思います。アイデアが素晴らしいのも、普通の人の感覚を忘れないように様々な工夫し、違和感を大切にしているとのことでした。そういったところも語られていて興味深かったです。

実は、この本は価格も『実験思考』ということでワンコインで変えます。普段ビジネス書を読まない方も手に取りやすいので、一読をおすすめします。

ではではー

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