Vince Staples

こんにちは。今日は私の好きなラッパーのVince Staplesをご紹介いたします。彼はアメリカのラッパーです。カリフォルニアのロングビーチ出身で自らのタイトな経験をラップしています。

彼は3枚のアルバムを出しています。

● Summertime 06 ● Big fish theory ● FM!

最初に聞いたのは、上記には入っていないのですが、シングルカットされた『Blue Suede』という曲。初めて聞いた時は圧倒されたのを覚えています。

ブルスウェードの新しい靴。Bule suede, Bule suede, Bule suede。 若者の墓場には花束がたむけられる。bouquets, bouquets, bouquets。 真っ赤なバラよりも長生きしたい。真っ赤なバラより長生きしたい。 真っ赤なバラより生き延びる。真っ赤なバラより生き延びる。

日本語にするとなんか違いますね(笑)。。ですが、分厚いベースの音、Vince独特の伸びるような語尾の発音と抜群のリズム感で聞かされると耳にこびりついて離れません。

歌詞の意味はカラーギャングの抗争を暗喩しています。赤と青のギャングがいて、Vinceは青組なのかな?言うまでもなく、墓場は抗争で命を落とした仲間のことを指しています。

彼の現地のインタビューを見るとひょうひょうとした感じですが、ラップになるとほかのラッパーとは『説得力』みたいのがちょっと違う感じがします。一作目の『Summertime 06』は個人的にはケンドリック・ラマーの『Good kid M.a.a.d city』と同じくらいの傑作だとおもいます。二人とも自分の周辺で経験した強烈な体験を見事に作品に昇華しています。

『Summertime 06』の中で僕が好きな曲は『Jump off the Roof』です。

俺は三階から飛び降りる。俺は三階から飛び降りる。俺は三階から飛び降りる。

字面にすると、あらためてとんでもない歌詞ですね。でも彼らの直面している状況と切迫感が隣で息をしているように感じられてとてもいい曲だとおもいます。

いかがでしたでしょうか?他にもいい曲がたくさんありますのでまた紹介をしていこうと思います。彼は個人的にはいまアメリカで5本の指に入る若手ラッパーだと思いますのでより一層、彼の動向には注目していこうと考えています。

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